日本の幻の高速鉄道計画



日本の幻の高速鉄道計画

弾丸列車計画の車両

弾丸列車計画では、東京と大阪を4時間半で結ぶ計画となっており、少なくとも時速150kmの列車が必要でした。計画では最高速度時速210kmの電気で走る列車の計画がありましたが、変電所などの関連設備が整っていない、また軍部から設備に攻撃を受けると、列車が動かなくなるという反対もあり、蒸気機関車で時速150kmを目指すことになります。すでに満州鉄道で、あじあ号という蒸気機関車が時速130kmを達していたので、この車両を元に開発することになります。また、ドイツで1936年から、時速175kmの機関車が運行されたので、これにより、国鉄は時速150kmは可能だと判断したようです。

開発では、車両全体を流線形にして空気抵抗を少なくする、動輪の直径を長くする、回転数を上げるなどで、時速150kmを狙います。また車高が高くならないようにも工夫されました。しかしながら、この列車は計画段階で中止となり、設計図はできましたが、実際に作られることはありませんでした。当時世界の列車の最高速度を見ると、アメリカの電気機関車が時速144kmほど、ドイツの電気機関車が時速120kmほどであり、時速150kmは世界でも、とても速いスピードの列車と言えます。